不妊外来のご案内
当院では、不妊でお悩みの方向けに以下の検査・治療を実施しています。また、体外受精などについては専門の医療機関をご紹介させていただくことができますので、まずはお気軽にご相談にいらしてください。
当院で行っている検査・治療
- タイミング法
- ヒューナーテスト
- お薬などを使った排卵誘発
- 人工授精
ヒューナーテスト
ヒューナーテストとは、性交渉を行った12時間後に子宮頚管粘液を調べ、精子の状態を確認する検査です。精子の数が多く、運動もよくしているようであれば問題ありません。
一般的には、400倍の顕微鏡で観察をした時に、15個以上が運動精子であれば「優」、4個以下であれば「不良」であると判定されます。精子の運動が不十分な時は、その原因となる抗精子抗体が存在している可能性があります。また、精子の存在が確認できない時は、無精子症や子宮頸管炎などの可能性が考えられます。
人工授精(AIH)
精子を直接子宮内に注入する治療法です。特に精子減少症や精子無力症、そして性交障害などをお持ちの方に適した方法で、人工授精で妊娠した方の9割は4回〜6回目の注入で着床が確認されています。一度で確実に妊娠するわけではありません。
なお、方法としては、まず排卵前日か当日に精子を採取し、雑菌を取り除いたり濃縮化の処理を行ったりした後に子宮内に注入します。その後は自然妊娠と同じ経過を辿ることになります。