子宮・卵巣の病気

大切な女性の機能、早期発見・早期治療を目指しましょう

子宮・卵巣の病気の中でも特にご相談が多いのは子宮筋腫です。30歳以上で20~30%、40歳以上で40%の女性に筋腫があるとされていますが、患者さまの90%以上は自覚症状がなく、子宮がん検診や妊婦健診の時にたまたま見つかったという方がほとんどです。また、出産経験のない女性の方が発症率は高く、閉経すると少なくなることがわかっています。子宮筋腫であれば良性ですが、場合によっては悪性の子宮肉腫である可能性もありますので、すぐに精密検査を受ける必要があります。

子宮筋腫の症状

  • トイレが近くなる
  • お腹がつかえる感じがする
  • 仰向けになると下腹部に圧迫感がある
  • レバーの塊のような出血がある
  • 貧血を起こすくらい生理期間が長い
  • 生理痛が酷い

これらの症状が出てつらいという場合は、手術が必要になることもあります。70代の女性で、子宮筋腫が17kgにまで大きくなっていたという事例もありますので、我慢せずに早めに治療を受けるようにしましょう。

子宮筋腫の治療法

症状が軽ければ半年ごとの経過観察を続けながら、必要に応じて薬や注射で症状を軽減させていきます。また手術が必要な場合は、膣から処置を行う「膣式手術」と、お腹を開いて行う「腹式手術」のどちらかを選択することになります。当然、膣式手術の方が身体の負担は軽く、回復も早くなります。なお、症状が悪化している方の場合は子宮を全摘出することもありますが、卵巣は残しますので女性ホルモンは分泌されます。性交渉も問題なく行えますので、妊娠する予定がない方の場合はむしろ生理のストレスから解放されるとも言えるかもしれません。ただし、喪失感からうつのような症状が出てしまうことはありますので、ご自身とパートナーの方に十分理解していただくことが重要です。

その他の子宮・卵巣の病気について

子宮内膜症

子宮内膜症は月経困難症や下腹痛を引き起こし、場合によっては寝込むほど酷くなることもあります。市販の痛み止め薬を飲んでもなかなか治らない場合は、早めに診察を受けるようにしましょう。治療が遅れると、卵巣のう腫や子宮筋腫ができやすくなるというリスクもあります。早期であれば、薬や注射によるホルモン治療で、ある程度成果を出すことができます。

卵巣腫瘍

卵巣は「沈黙の臓器」と言われており、病気が進行してもほとんど自覚症状がありません。しかし、毎月の排卵によって傷つき修復されることを繰り返すため、実は腫瘍のできやすい臓器です。特に多いのが卵巣のう腫で、下腹部の痛みや圧迫症状が出るのが特徴です。そのほとんどが良性ですが、悪性の卵巣がんであることもあります。

茎捻転

茎捻転とは、卵巣が根元からねじれてしまう病気です。症状としては、下腹部に激痛を感じ、場合によっては嘔吐や発熱を伴い、ショックで意識不明となることもあります。こういった場合には緊急手術が必要ですので、すぐに病院に行くようにしましょう。

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