毎年必ず、子宮がん検診を受けましょう
他のがんと同じように、子宮がんも早期発見・早期治療が重要です。一般的に子宮がんと呼ばれているもののうち、およそ8割は子宮頸がん、残りの2割が子宮体がんで、特に子宮頸がんは若年層に多い傾向があります。一方、子宮体がんは閉経前後の方に多く見られます。
検診は子宮の入口付近の細胞を採取するだけですので、毎年必ず受けるようにしましょう。そうすることで、がんが発症する前の段階で発見できる可能性が高まります。
治療について
子宮体がんが発見された場合は、大学病院などの医療機関をご紹介させていただきます。早めに発見できれば、その分、治療に関する身体的・経済的な負担も少なくて済みます。
妊婦健診
男性も一緒に受けられます
当院の妊婦健診は、パートナーの男性の方も一緒にお越しいただくことができ、実際に2人で来られている方はたくさんいらっしゃいます。もちろん一緒に診察室にお入りいただき、超音波検査による赤ちゃんの映像をご覧いただくこともできますので、男性の方もぜひお気軽にお越しいただければと思います。男性からのご質問にも丁寧にお答えしていますので、赤ちゃんの成長のことで何か気になることがありましたら、お気軽にお尋ねください。
(もちろん女性のみで来られている方もたくさんいらっしゃいます)
出産に関しては、当院はすべて個室になっており、ご希望に応じて無痛分娩も行っております。これらの点についても、わからないことがありましたら、何でもご相談ください。
妊婦健診の頻度
妊娠初期 | 4週間に1回 |
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28週目以降 | 2週間に1回 |
36週目以降 | 1週間に1回 |
妊婦健診の内容
- 血液検査(貧血・血小板など)
- 血液型(ABO型Rh型)
- 梅毒・風疹抗体
- HTLV-I抗体(人白血病ウイルス)
- HBs抗原(B型肝炎)
- 細胞疹
- HCV抗体(C型肝炎)
※妊娠8ヶ月目からは血液検査(貧血)を、9ヶ月目からは膣分泌物検査も実施します。
※性別については、ご希望の方にはお答えします。
当院での里帰り出産をご希望される方へ
妊婦健診は現在お住まいの地域で受け、臨月になったら里帰りをして当院で出産することも可能です。その場合は妊娠10ヶ月目に入ってからでも構いませんが、まずは見学も兼ねて一度お越しいただくのがお勧めです。ただし、どうしても帰省する機会がない場合は、電話で分娩のみご予約いただくこともできます。
里帰り出産をご希望される際には、別の医院で受けた妊婦健診の結果をお知らせください。当院としても正しく状況を把握しておくことで、より適切な判断ができるようにしたいと考えております。当院での出産を決められた方は、紹介状と検査データをもらってくるようお願いします。
当院で妊婦健診を受け、他院で里帰り出産をされる方へ
妊婦健診のみ当院で受けられる場合には、出産される医院でこれまでの経過がきちんとわかるよう紹介状をお渡ししていますのでご安心ください。また、出産後は赤ちゃんと一緒にご来院いただければ、授乳や育児に関するフォローをさせていただきます。